お酒を飲んでいる

仕事に行けば新人の上司のおとぼけと、もともといる上司の手のひら返しに辟易し、家に帰ると役所などから重たい手紙が届いている。コロナ禍も大分落ち着き、マスクをしながら友人と食事をするのもできるようになったけれど、これまでのストレスの溜まり方とは違う。日々、重たくのしかかってくる。1日があまりにも重たくて、それでお酒を飲みだした。


今まで「家で飲むお酒はなんであれ美味しくない」と思っていた。ビールも焼酎もワインも、お店では美味しくいただくのに、家だと美味しいと感じなかった。

ただ、すすきのでお世話になった方にご挨拶をしに行ったときにひどく傷ついた出来事があって、しばらく外では飲みたくない。それでも「お酒でも飲もうかな」と思ってしまったからには、美味しく飲みたい。


まずはコップを買った。ビールグラスと焼酎グラス。そして、飲んだことのないクラフトビールとトマトジュース、お店にあったら必ず頼む芋焼酎も。


飲むとなると食べるものもおつまみになる。お弁当に使っていたシャウエッセンは焼き目を付けて、減る気配を見せないジャガイモでガレットを作りニンニク入りのオーロラソースも拵える。


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「私も家では全く飲まない。お酒の味は雰囲気や気分で変わる」とは、20年来の付き合いの酒豪の言葉だ。これは正しかった。「美味しく飲みたい」と思って準備して、ワクワクしながら飲んだお酒が、美味しい。グラスはアデリアの「クラフトビア・マスター 爽快」。見た目は小さく感じたけれど350缶に丁度良い。飲み口も滑らかでゴクゴク飲めるのに香りも来る。なにより可愛い。



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推しが声を当てたおじゃる丸を見ながら初めてのおうちレッドアイも、美味しく飲めた。そして最後は黒霧島をお湯割りで。一口飲んで、この日は限界を迎えた。


11月29日、月命日にかこつけて、銀のさらを取る。

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前回の反省を踏まえた割合で黒霧島のお湯割り。お寿司一貫に対して何口も飲めてしまうほど美味しい。焼酎グラスはHARIOの耐熱タンブラー。お湯を沸かすのも面倒で、水割りを作って電子レンジでチンしている。レンジの設定温度は60℃。

薄くて軽く、口当たりもよいグラス。見た目も形もシンプルで気に入っている。

お寿司と焼酎のお湯割りが合いすぎて、感動してしまった。魚には日本酒とは言うけれど、芋焼酎のお湯割りもいい。

こんな具合で連日お酒を飲んでしまって、さすがに今日は我慢しようと思って帰宅したところ、またお手紙が届いていた。かなり大きな金額で、頭が痛くなった。税理士に相談した方がいいかもな…と思いながら、とりあえず空腹をホテルパンで満たしてみた。

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お腹を満たしたらこなくそ精神が湧き出てきてしまって突然キッチンに立ってしまった。火曜市でアボカドが安かったから買ってしまったのがそもそもの間違いではあるのだけれど、あるのだけれど!

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美味しい!めちゃくちゃ美味しい!

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というわけで、黒霧ソーダ割りを飲んだのでした…。


友人は、「いいね、めっちゃJOYするね!その調子!」と言ってくれる。生きていくにはJOYが必要なのだ。